揚げ油の正しい保存
さて、皆さんはどうしていますか？揚げ油の正しい保存についての話題です。食用油というのはそもそも腐る事はないのですが、酸化や劣化によって次第に傷んでいきます。従って適切な方法での保存が必要となります。
この保存の方法によって食用油の以後の劣化にも大きな差が出てきます。まず基本的なことですが、食用油の酸化や劣化に関わる要因は光、空気、温度です。食用油の容器もいろいろで、スチール缶、ガラスビン、プラスチックボトル、紙容器などがあります。ここでもそれぞれ特性があります。
スチール缶は光も空気も通しませんが、ガラスビンは空気は通さなくても光を通します。家庭用の製品で最も多いのがプラスチックボトルですが、これは光も空気も通しますが、できるだけ劣化の原因にならないような工夫した素材を使用されているようです。
いずれにしても、容器の性能に頼らず、普段、涼しくて光の当たらない流しの下などの場所に置いておくのがお勧めです。
油を揚げ物などに使用した後はかなり話が違ってきます。そのままにしておくのでは、これは油の劣化を早めてしまいます。高温で加熱されて酸化が進んでいますし、残った揚げカスも酸化を早めます。揚げ物に使用した後はとにかく速やかにガーゼやろ紙で濾す、濾し器（を使うなどして揚げカスを取り除かなければなりません。その後、きっちり栓のできるビンなどに入れて涼しく暗い場所で保存すればかなり理想的です。